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それでも・・愛してる
第2章 新しく進む道・・


居酒屋の個室にはすでに健太が一人飲んで待っていた。
まだ時間より10分早いのに。

「おう、来たかやっと!予想通り石ちゃんだったな、2番手は」

私が顔をのぞかせると、健太は自分の予想が当たったことへの満足感をにじませながら、
軽く手をあげた。

「相変わらず時間に余裕もって来るね、健ちゃんは。
 そんな健ちゃんに2番手予想してもらえて光栄ですよ」

からかい気味な薄ら笑いを浮かべて彼の隣に座った。
掘りごたつのテーブルに2人並んで入り口向いて座り、
次に入ってくるのは誰かを予想しあった。

「次は・・茜かな。その次が由香里、で、10分遅れて陽斗だろ。間違いない!」

そんな予想に真剣になってどーすんのよって吐き捨てながら
健太の二の腕に手の甲でツッコミを入れる。

すると彼の予想通り、次にやってきたのは茜だった。


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