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それでも・・愛してる
第14章 充実した休暇・・・あの親子と
まだこれから30分は電車に乗らなければならないという。
私達はファミレスを後にして駅に向かった。
改札口まで見送ると、優太くんが元気を振り絞るかのように
懸命に手を振ってくれた。
・・また明日ね・・
親子の姿が見えなくなるまで、私は改札の向こうを眺めつづけた。
「さて、帰るか・・あ、スーパー!」
そう、私はスーパーに行くためにあの不動産屋の前を通ったんだった!
ものすごい寄り道をして、目的地のスーパーに着いたのは、
この駅に着いてから3時間も後のことだった。