パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第16章 充実した休暇・・滝川さんの恋話

なんともうれしそうに、懐かしそうに照れている滝川さんの、
さらに奥を探ることにした。

「せっかくだから聞いちゃおうかな・・滝川さんと奥さんのなれそめを！」

私もまだ彼に見せていない、ありふれた女の顔をのぞかせて、
人の恋話に興味を示した。

聞かれた瞬間は顔を赤らめて言葉を詰まらせていた滝川さんだったが、
ニヤケ顔で声を弾ませた。

「私達、中学の同級生だったっていう事はお話ししましたよね。
　実は私・・中学の時彼女の事が好きで・・でも何もできず片思いで終わってしまった・・
　それが卒業１０年目の同窓会で彼女と再会した。
　運命が与えてくれたチャンスだと思って、思い切って交際を申し込んだんです」

まるで・・陽斗と私みたい・・
陽斗が中学時代に私をどう思っていたかはわからないが、
同窓会での再会がきっかけになって、
私たち５人組はまた友だち関係が復活した・・

私は頷くだけにして、さらに滝川さんの話に耳を傾けた。