この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
それでも・・愛してる
第18章 充実した休暇・・その愛を受け入れて
「ちょっと古臭い言い方だった?」
アイスティーにさしたストローをくわえたまま、陽斗を見つめる。
自然光の中での私の顔を、陽斗も熱い眼差しで見つめ返してくる。
「あの・・それで・・」
唐突に話を進めようと口を開いた時、ちょうどランチプレートが運ばれてきた。
チキンとショートパスタと、みずみずしい野菜がのったプレートが目の前に置かれると、
「うまそうだな。まずは食べよう。話しはその後。
まだまだ時間はたっぷりあるしな」
「そうだね、じゃあ・・いただきます」
フォークを手に持つと、話よりも食事、に気持ちは大きく傾いた。
それほど美味しそうなランチプレートだった。