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それでも・・愛してる
第18章 充実した休暇・・その愛を受け入れて
ウィンドウガラスに映る私達2人の姿。
恋人1年生・・と顔に書いてあるんじゃないかと思わせるほど、カタい感じがする。
つい数時間前までは中学時代の仲良し同級生って関係だったのだから。
でもそのうち慣れる。
私たち2人の姿が自然な恋人同士に見えるようになる。
だけど慣れ過ぎてしまっていはいけない。
いつまでもラブラブの雰囲気でいるためには。
よく行く洋服屋をのぞいた後、その隣にあるインテリアショップの中を眺めて回ると、
自分の部屋のとよく似たライトを見つけた。
ためしにつけてみると、淡いオレンジの光が私に何かを訴えかけている。
・・今夜・・陽斗を私の部屋に・・
ぱちりとライトのスイッチを切る。
その手を戻す前に、陽斗に声をかけた。
「ねぇ・・今夜、うちにこない?」