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それでも・・愛してる
第18章 充実した休暇・・その愛を受け入れて

子供の頃からの友だちって、すでにいろんなことを解りあっていて楽かもしれない。
おかしい気持ちと安心感いっぱいの気持ちが交錯している私の肩を抱く
陽斗の横顔に唇を近づけて、

「やっぱり陽斗は変わってない、中学の頃と・・心強いよ、リーダー!」

「え~?なんだよ急に」

私の顔を覗き込む陽斗の唇がものすごく・・近い・・あとちょっと・・・


「ねぇ、今夜は私の手料理でいい?うちごはんのほうがゆっくりできるでしょ?
 美味しいかどうかは・・でもガンバって作るから」

それこそ彼の言うように、時間がたっぷりとある。2人きりの・・
恥ずかしい気持ちよりも、一気に大きくなった陽斗を求める気持ち・・


「じゃあ・・少し早いけど・・帰ろうか。
 スーパーでお買いものしなきゃならないし。それに緊張して時間かかりそうだしね」

「そうだな、じゃあ、さっそくおじゃまするかな」


にぎやかな街並みを背に駅へと歩き出す。
少し傾きかけた太陽が、さっきのスタンドライトのような
オレンジ色の光を放ち始めた。


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