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それでも・・愛してる
第18章 充実した休暇・・その愛を受け入れて


私の部屋のドアを男が通り抜けるのは本当に久しぶりだ。
自分から部屋に誘ったくせに、この連休中まともな掃除をしていなかった事を後悔した。

「ごめんね~もっとちゃんと掃除しておけばよかったよ、お恥ずかしい・・」

陽斗を玄関に待たせてバタバタと片付ける。
取りこぼしはないはずだと、部屋をぐるりと見回してから陽斗を招き入れた。

「今コーヒー淹れるね。適当に座ってて」

「おう、サンキュー・・いい部屋じゃないか。部屋の中の眺めもいいし」

部屋の中の眺め?
その言葉が引っかかって振り返る。
すると、部屋の角の突っ張り棒にぶら下がる下着が目に飛び込んできた。

「キャア!ちょっと待って!」

3歩でいくところを1歩でいくくらいの慌てように、陽斗はゲラゲラ笑っている。
むしりとるようにして下着を外し、チェストの引き出しに押し込んだ。

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