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それでも・・愛してる
第18章 充実した休暇・・その愛を受け入れて
「じゃあ食事の支度するね。その間に・・」
急に思いついたように、チェストの引き出しをゴソゴソとかき回す。
奥底に埋もれていたTシャツとスエットパンツを引っ張り出す。
・・よかった、あって。申し訳ないけど・・
そう、男物の・・
そのTシャツとスエットパンツを陽斗の眼の前に差し出した。
「支度してる間にシャワー使って。でさ、これ・・
使い古しで悪いんだけど、よかったら着替えて。そのほうが楽でしょ?」
昔の男が使っていた物で悪いんだけど、なんていちいち言わなくても察しているだろうが。
「ぜ~んぜん気にしないよ。元彼が使ってたっていうんだろ?
オレたちの間に遠慮なんかいらないさ。それにさ・・どうせ・・」
意味ありげに言葉を詰まらせる陽斗の眼は、いやらしく弓なりに歪んでいる。
そんな目つきで私の顔を眺めてから、後ろから私を抱きしめて耳元で囁く。
「もう少ししたら脱いじゃうんだから・・」