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それでも・・愛してる
第18章 充実した休暇・・その愛を受け入れて
再び箸を取り、食事の続きがはじまるとしばらくして、
陽斗がまたもや箸を止めた。
「じつはね~もう一つ理由があるんだよ」
「え~?まだあるの?っていうかさぁ、なんで一度に言わないのよ」
少々呆れ気味に頬杖をつく。
そんな私にビールを催促しながら頭をかいて誤魔化してる。
「で、なにかな?もう一つの理由は?」
わざとうんざり気味に聞いてやったのに、
そんな事にはお構いなしでニコニコしている。
「それは・・場所を変えてから、だな」
一瞬首をひねったが、もしや、と気づいた途端に
体がピクリと波打った。