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それでも・・愛してる
第18章 充実した休暇・・その愛を受け入れて
「ねぇ、もうすぐ定例会、あるよね・・なんて言う?みんなに・・」
「ん?ストレートに言うよ、美鈴がオレの相棒になってくれましたって」
陽斗に頭を引き寄せられて、私は彼の肩に頬を寄せた。
「・・みんな・・なんていうかな・・」
「すぐ納得すると思うよ。だって・・」
陽斗が私の手からワイングラスを取りテーブルの上に置くと、
ゆっくりと私の唇にその柔らかな唇を重ねてきた。
今度こそ私の両腕は彼に絡みつき、彼の温もりを感じたいと彼に体をあずけた。
ポンポンと背中をたたいたのが合図となり、
私達はベッドへと移る。
部屋の明かりを落としスタンドライトの淡い光だけに包まれた。
「・・愛してる・・これからは二人で幸せのかたちをつくっていこう・・」
陽斗の口づけがこんなに情熱的だなんて。
そう思うのが精いっぱいで、その後は意識がもうろうとするくらい、
陽斗の腕の中でその愛にのめり込んでいった。