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それでも・・愛してる
第18章 充実した休暇・・その愛を受け入れて
体中に甘くとろけるような幸せを感じる。
久しぶりに味わう男の・・愛する人の肌・・
「すごく・・幸せ・・」
彼の首筋に唇を押し当て、柔らかな髪で頬をくすぐる。
「よかった・・オレも幸せだ・・」
私の髪から肩へと手のひらをすべらせながら、激しかった愛の余韻を楽しんでいるようだ。
「ねぇ・・」
「ん?」
「もう一つの理由って・・なぁに?」
彼の唇を指でなぞる。
「・・おまえ、気がつかなかっただろ?オレ・・好きだったんだぜ、
中学の時、おまえのこと。3年で同じクラスになる前から」
「え・・え?ホントに・・?」
・・うっそ!そうだったんだ!・・
・・えー!そんなそぶり全然なかった・・
・・だって、隣りのクラスのコと・・
・・うわぁ!滝川さんの言う通り!・・
いろんな言葉が頭の中を走り回る。
喉の奥がひきつったようになって、言葉が絡みついてしまったようだ。
何も言えない。
そんな私の様子を笑いながら、彼が続けた。