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それでも・・愛してる
第18章 充実した休暇・・その愛を受け入れて
「3年で同じクラスになって、やった、ラッキー!って大喜びだった。
健太と美鈴は2年も一緒だっただろ。アイツとは同じバスケ部で仲良かったからさ、
2年の時はちょくちょく健太のとこへ行くふりして、さ」
そういえば・・よく来ていたっけ、教室に。
健太を介してよく話すようにはなったけど、まさかそんなふうに思ってくれてたなんて。
「3年になって、クラスの仲良しグループになれて、ヨシって思ってたのに・・
美鈴、サッカー部のヒョロヒョロと付き合っちゃってさぁ。
ほんと、落ち込んだよ。でも、あの3人がなぐさめて、元気づけてくれた・・」
・・あの・・3人?・・え、まさか!・・
「ちょっと、もしかして、由香里や茜も?」
健太は知っていたかもしれない。
だけど茜や由香里までもが陽斗の気持ちを知ってたの?
「そう!み~んな知ってたんだ、オレの気持ち。知らないのは美鈴だけ」
「ちょっと・・やだ、信じらんない・・」