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それでも・・愛してる
第18章 充実した休暇・・その愛を受け入れて
みんなが陽斗の気持ちを応援してたのかと思うと、
自分一人だけが知らなかったと思うと、
次会う時にどんな顔していけばいいのか、頭を抱えたい気分になった。
「でも・・陽斗だって隣りのクラスのかわいいコと付き合ったじゃない。あれは・・?」
そう、陽斗も私から遅れることわずか、隣りのクラスの女子と付き合い始めた。
陽斗は私から目を逸らし、天井を見つめたままつぶやくように答えた。
「美鈴をあきらめるために・・あの子には悪いと思ったけど。
まあ、子どものした事だ、許してくれ」
私に戻したその瞳には・・
それ、涙だよね、そのキラキラしてるの、涙だよね・・
それをみたら、私の中からも豊かに気持ちがあふれ出してきた。
涙となって、あふれ出してきた。
どうしようもないくらい、止まらない涙。
うれしくて・・うれしくて・・