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それでも・・愛してる
第21章 私達の家探し

「ちょっと石田さん!ダメよそんなことで!」

振り向くと静江さんと横山さんが、やめろとばかりにぎこちなく手を動かしている。
うっかりしすぎだ。
ここは店先なのに、気持ちはすっかり陽斗と2人きりになっていたなんて。
陽斗にごめんと手を合わせた。

すると陽斗は静江さんたちの元まで戻り、

「あんな未熟者ですが、これからも面倒見てやってください。よろしくお願いします」

そう言って彼は深く頭を下げていた。
その姿に静江さんはいたく感動したらしく、目じりに涙を溜めていたらしい。

私ももちろん、感激した。
この人で良かったって・・



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