この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
それでも・・愛してる
第21章 私達の家探し
「ちょっと石田さん!ダメよそんなことで!」
振り向くと静江さんと横山さんが、やめろとばかりにぎこちなく手を動かしている。
うっかりしすぎだ。
ここは店先なのに、気持ちはすっかり陽斗と2人きりになっていたなんて。
陽斗にごめんと手を合わせた。
すると陽斗は静江さんたちの元まで戻り、
「あんな未熟者ですが、これからも面倒見てやってください。よろしくお願いします」
そう言って彼は深く頭を下げていた。
その姿に静江さんはいたく感動したらしく、目じりに涙を溜めていたらしい。
私ももちろん、感激した。
この人で良かったって・・