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それでも・・愛してる
第21章 私達の家探し
仕切り直していざ案内に出発。
まず1件目はこの駅から歩いたら10分くらいのマンション。
選んだ3件はどれも築年数の浅いものだが、
ここはその中では一番古く築10年の5階建てマンション。
室内はまずまずといったところだが、なんとなく間取りが気にいらない。
図面で見るのと実際を見るのではやはり違う。
陽斗もツボに入らなかったようだ。
「なんか・・いまひとつだったね」
さっさと引上げ次へと向かう。
2件目は私の部屋からそう遠くない、むしろ駅に近い、できて間もないアパート。
新築同様なのでとってもきれいだし、設備も最新。
「うわぁきれいだね~キッチンもカラフルで。でもちょっと狭いかな」
キッチンの前に立ち、自分が料理する姿を想像してみる。
もし、陽斗と2人でキッチンに立つとしたら・・ここじゃ狭い。