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それでも・・愛してる
第5章 陽斗からの誘い・・
ダイニングバーに入ると夜の瞬きが迎えてくれた。
全面ガラスの窓際の席に座ると、電球の明かりをクルクルさせながら回っている
遊園地の乗り物が、ほんの少し気を紛わせてくれた。
またしてもこんなデートスポットに来てしまった事は、失敗だった気もする。
「こういうとこに5人で来ても絶対ムードぶち壊すよな。
やっぱ2人で、それも男と女で来ないとねぇ」
メニューから私へと視線を移す陽斗の顔。
今日は元気よさそうだ。
安心して、私も陽斗からメニューへと視線を移した。