この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
それでも・・愛してる
第5章 陽斗からの誘い・・
・・大丈夫かな、望月くん・・
ドサッとベッドに身を横たえると、
乾かしたばかりの髪の毛からふんわりとシャンプーの香りが広がった。
今まで・・と言ったって、大人になってからの陽斗との付き合いはたった4年。
おまけにその間は3、4ヶ月に一度の割合なんだから、
まだ15回くらいしか会っていない。
中学生の頃の彼と今の彼では違いすぎても不思議はない。
みなそれぞれの道を歩みながら大人になってきたんだから。
だけど・・自分の弱い部分をあんなにもさらけ出しちゃうなんて・・
5人で集まる時には見せたことのない弱々しい陽斗・・
それは私の前だから?
私にだから見せたの?
男と女が2人きり・・そんな場面だからこそ見せられる本当の自分・・
そういうの、解る気がする。けど・・
寂しい気持ちを紛わすためにするにはちょっとリスク大きすぎる・・
私達・・基本、友達なんだから・・