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それでも・・愛してる
第6章 案内デビュー
まだまだずぶの素人だけど、
同じ目線で見ることが大切なんだなってことが、ほんの少し理解できた気がした。
その後も収納やら窓の向きなどを見ている男の後ろから、
素人目線であれこれ話しかけた。
専門的な事やその周辺の環境とかはよく分からないと正直に話し、
自分だったらこの部屋に住んでみたいかどうかってことに関しては
思ったまま、感じたままに答えてみた。
この家賃で、きれいにリフォームもされていて、駅からもなんとか歩けるし。
私の素直な感想は、男の中でも足しにはなっているようだった。
店へ戻る車の中は、行きと違って話しが弾み、
重苦しい緊張はすっかり消えていた。