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それでも・・愛してる
第7章 定例会での告白・・

「実は・・オレ・・離婚したんだ」

波のない湖の中に、バシャンと音をたてて波紋が広がっていくような、
衝撃がじわじわみんなの中に沁みわたっていく。

誰も・・
言葉が出ないでいる中で、やっと声を出したのは、由香里だった。

「望月くんが・・離婚?・・いつ?いつ離婚したのよ。こんなに急に・・」

同じ離婚経験者である由香里は、その大変さや精神的なダメージを
よく解っているのだろう。
だけどきっと、同情だけじゃない。
自分と同じ立場の仲間ができたことは、気持ち的に楽になったのかもしれない。

みんなが彼が話し始めるのを静かに待っていると、
陽斗は踏ん切りがついたように、ぽつぽつと別れた理由を語り始めた。

でも・・私に話して聞かせてくれたよりも、少し端折ってあったような気がする。

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