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それでも・・愛してる
第7章 定例会での告白・・

「夫婦だからって、必ずしも考え方が一緒ってわけじゃないからね・・」

互いの気持ちのすれ違いが原因で別れた、と言っていた由香里が、
自分の事を振り返るかのように呟いた。

「オレはなんとかやり直したいと思ったけど、女房の方はその気がないんだから。
 2人の気持ちが同じじゃないとどうにもできない」

みんなの前でそう言うけど・・
あの夜は私にはやり直す気持ちがあったことは言わなかった。
諦め感がいっぱいだったけど、そこまで本心をさらけ出すのは、ためらわれたのか。

・・いい人ぶって・・

陽斗の横顔を見つめながら、私は私の本心を頭の片隅で呟いた。

隣りからは寂しげな声が聞こえる。
茜が深いため息とともに天井を仰ぎ見る。

「これで独りもんと家庭もちが逆転しちゃったね・・
 なんか・・寂しいね、健ちゃん」

いきなり同意を求められた健太だったが、下を向いたままうん、と力なく頷いた。

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