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つみとバツと結
第2章 葉桐ウキョウ
「いや~参ったよ。先生の勝ちだね!」


「何を言ってるだ、俺は大学まで行って分かった問題だ。高校で解けるほうがよっぽど素晴らしい事だぞ!」


俺もエイジに向けて拍手した。


エイジとの会話楽しみながら職員室まで行くとエイジが足を止めた。


「なぁ、先生。」


「うん?なんだ改まって。」


今まで楽しく会話をしていたが、エイジは畏(かしこ)まりながら話した。


「この後、暇してねーか?」


「もう家に帰る時間だぞ!まだ、問題の続きがしたいのか?」


「もう少しだけ付き合ってくれねーか?」


「分かった。少しだけだぞ!余り遅くならないようにな。じゃ、玄関を出て待ってろ。車を回すからな。」


そう言うと、エイジは、自分の靴が置いてある下駄箱に向かい外に出た。


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