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つみとバツと結
第4章 氷室カイ
「グゥギャギャハハハハ!重いだろ、動きにくいだろ!そりゃ、そうさ!鎖の輪、一つが30キロ以上だ!アイ!お前に付いてる輪だけで500キロ以上だ!」


ゴロゴロ小石が散乱する中、ダイスケが走ってアイに寄って行くが…


重い………


ダイスケの輪は、既にアイ程に大きくなっていた…


俺はどうすればいい…


「殺したくはないさ!ダイスケ、お前はおまけだから殺してもいいんだよ!」


粉塵の煙が落ち着くとコンクリートの影からうっすらと人の形が現れた…


「えっ、あっ、ェー!!!」


ゆっくりと人影が現れた…。アイだ!


しかもその両手に施錠が無かった…


どんな手品を使いやがった…


解除はしてないんだぞ!
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