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-蜜姫-
第5章 -第四章-
あぁ…………気持ちいい………
雪乃は悟との口付けに 感じていた。
どのくらい口付けてたのだろう。
「……そこまで…ですよ。」
いつの間にか、雅人が腕を組みドアに寄りかかっていた。
その横から 衛も顔を出す。
「…おやおや、悟もやるなぁ」
「………これは、応急措置だ…」
悟はバツが悪そうに雪乃から顔を放し、袖で口元を拭いスッと立ち上がる。
悟と入れ替わるように雅人は雪乃を抱き寄せ濡れた口元を指で拭う。
「…雪乃様………
まだ疼きが収まらないでしょう?」
雪乃は震えながら頷く。
「…わかりました。
では、“儀式の間”へ……」
雅人は、抱き起こし部屋を出た。
儀式の間……?
甘い疼きに耐える雪乃は何も考えられず、雅人にされるがままだった。
最初に寝かされていた部屋のベッドにソッと降ろされる。
「……雪乃様………
今宵はこの衛にも 蜜姫様の蜜を……」
雅人はそう耳元で囁くと、雪乃の服を脱がす。
「……あぁ………雪乃様………
あなたはなんと美しい……」
裸になった雪乃は恥ずかしそうに 身体を隠そうとする。
そんな雪乃の手を握り、雅人は横にいる衛に視線を送る。
衛は頷き 雪乃の手の甲に口付ける。
「蜜姫様…………
あなたの蜜を私にもお与えください。
対価として未来永劫 あなたに愛と忠誠を………」
衛は熱く雪乃を見つめる。
そんな衛を雪乃は 濡れた瞳で見つめる。
雅人が耳元で
「雪乃様、一言 許すと言ってあげてください。」
「………許します……」
雪乃はそう言うと 妖艶に微笑んだ。