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真夏の花びら
第2章 三時限目
校長室は校舎の二階にある。部屋の窓からは少し離れてはいるが校庭の端にあるプールが望めた。
三時限目が始まりプールから生徒達の楽しそうな声が聞こえてくると、校長は窓際に立ちビデオカメラをプールに向けた。
「佐々木先生の水着姿を拝見出来るなんてラッキーだよ」
一人ブツブツと呟きながらカメラをズームアップさせて史織の姿を探した。
「どこかな......佐々木先生は......」
カメラの液晶画面にプールサイドに立つ史織が映る。
「やはりセパレート水着か......」
史織は有名スポーツメーカーのトップスはピンク色でボトムは黒のセパレートタイプのフィットネス用水着を着ていた。
「でも女子生徒と比べて、ぷっくりした胸の膨らみやヒップラインは大人だな」
校長は半勃起している事を感じながら、ひたすら史織の姿を撮り続けた。
しだいにムラムラした衝動に入り混じって色々な思いが込み上げてくる。
トントントン
突然、校長室のドアをノックする音が響いた。
「失礼します」
そう言って校長室に入って来たのは物理の教師である田中だった。
校長は突然の事で慌ててカメラを隠そうとしたが田中だとわかると安堵した様子で、もう一度カメラを構えた。
「突然来るからビックリしたよ」
「すみません。佐々木先生はどうですか?」
「フィットネス用のセパレート水着だけど、なかなかだよ」
校長はカメラの液晶画面を指さしながら言った。