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わたしは……
第1章 その存在
私にしても別に自ら望んで、
日の当たる避けている訳では、ございません。
許されるのであれば、私だって……。
常にそんなジレンマを抱えながら、
秘密のベールの中で、じっと耐え続けているので、ございます。
私には自由というものが、ございません。
私が自らの意思で表に出ることは、
決して許されることでは、ないのでございます。
私には支えて長い、主人がおります故。
その主人の許しがなければ、何をすることも叶わない。
それが私の宿命なので、ございます。