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催眠玩具
第12章 二律背反


「……さて、どうしたことでしょうな」

 出席簿を調べ終えた教務主任は、もどって来るなりそう言った。

「昨日欠席の男子生徒はおらんみたいですな……女子は二名おりましたが」

「全校でですか?」

「ええ、全校生徒、全クラスに目を通しましたよ」

 そういうことならばしかたない。
 当てが外れたということか。

 この教諭が嘘をつく理由もないので、少年が何か出席簿に細工をしているのか、似たような制服の学校が他にあるのか……。

 写真を見た亜理紗の確信のある表情からすると、少年が欠席を隠ぺいしている可能性のほうが高いかもしれない。

 昨日だけでなく、普段からそういうことをしているのであるなら、欠席だらけになるはずだ。確かに何らかの工作を事前にしていてもおかしくはない。

「わかりました。お手数をおかけいたしました……警察の方の見間違いかなにかかもしれないですね。わざわざありがとうございました」

「いえいえ……」
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