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催眠玩具
第12章 二律背反
心では罵倒しながらも、身体はまったく逆に動作してしまう。
ボタンを全て外し終えた私は、胸を張って挑むような姿勢で背中のブラのホックへと腕を廻す。
ぶるんっと締めつけから解放されて、涼しくなる胸元。ブラウスの腕だけを抜いて、胸を隠していた物を外し、床に落とす。
「見て貰うときに相応しい口上もお願いしたいね……一発でココが勃つようなのがいいな」
品性下劣な仕草と言葉。
この男は……この男は……。
驚き、怒り、困惑、屈辱……そして羞恥。
しかし、口から出たのは私の精神状態とは全くかけはなれたセリフだった。
「私のいやらしいおっぱいを……どうぞ心ゆくまでご覧くださいませ……あっ……アアンッ!」
言いながら、私は乳房を下から持ち上げるようにして揉み始めていた。
子供を褒めるように優しく、愛を込めてその「頭」を撫でる。
「くぅんっ……! あっ……アアウッ!」
せつなく肩をすくめて、クロスした手で下から支え上げ、指先で挟んでみせ……一人でだってそんな事はしたことがない。指の間でたちまちその部分が硬く尖り出す。