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催眠玩具
第12章 二律背反

「もう一度……絶頂するんだ」

「んはあああああっ! ああっ……うくぁっ! アアッ!」

 駄目だった。耐えられない。逃げられない。
 私の中の快楽の装置のコントロールは完全に彼に握られてしまっている。

 彼の一言で私の子宮は感激し、膣を震わせてしまう。

 廊下に転がって快感にのたうつ私の所まで来ると、高城はしゃがみ込んで、私の腰のホックを外し、ファスナーを上から下へと降ろした。

「嫌っ……何するのっ!」

「邪魔だろう? これからすることには」

 そう言って、ズルズルと「邪魔な」布を引きずり降ろし……私のレースのショーツを露わにする。

 これからすることって……?
 まさか……!

 怯える私の顔の前に、高城が片手をかざし、その指で狐の頭を作る。影絵で遊ぶときのあの形だ。

「さあ、真似して」

 すると、私の指もまた同じような形を作る。
 そして、その狐の頭が……。

「あっ……あっ……嫌っ……駄目……指が……勝手に……ああっ! ああ……駄目ぇっ……ンッ! ウ、ウ、ンッ!」

 潜り込み、肉を転がすフォックスフィンガー。

「もう片方も遊ばせてないで手伝ってあげないと」
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