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催眠玩具
第12章 二律背反
「嫌っ……嫌あーっ……イヤッ……嫌、嫌、嫌ッ! いやああああああっ! やめてっ……やめさせてえええっ!」
狐が咥えやすいように、ショーツのクロッチをずらして、その下に隠れていた襞を押し拡げる私のもう一方の手。
嫌なのに、私の腰は浮き、両の脚は膝を立てて大きく開き、ぶるぶると絶え間ない痙攣に震えていた。
朝露に濡れた淫らな銀色の蜘蛛の巣を張った私の指と指。
「はあっ……駄目ぇっ……か、感じ……感じちゃうっ……ンフゥゥッ! 感じてるっ……ああっ……感じてしまっているのっ! ああっ! おおおっ……ん、ふぅあああっ!」
自分ではどうにもできない衝動的な疼きが、私の腰をはしたなく上下させ、おそらく、その度に私は絶頂した。達し、果て、それでも止めることを許されない指の動きが……永遠のペースで飽くことなく、ピンクに染まったどこか彼方へと私をいざなうのだ。
「嫌……ァ……たっ……助けっ……誰っ……か! 助け……」