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催眠玩具
第12章 二律背反
指を股間に食らいつかせたまま、じたばたと逃げ出そうとするも、体を起こす間もなく次の絶頂が襲い掛かり、すぐに倒れ込み、痙攣に体をヒクつかせることになる。
「足利将軍は15代まであるが……全部は試験には出ない。憶えておくのは……」
薄い壁を挟んだ向こう側では何事もなく授業が続いていて、まるで別世界だ。
私の声が届いていないの……?
どうして……助けに出てきてくれないの……。
でも、今……出て来られたら、こんな姿を見られたら……。
二律背反の葛藤がせめぎ合い、私にそれ以上の助けを求める叫びを躊躇わせる。
「くっ……う、う……」
「……物足りないのかい?」
指を引きはがそうと無駄な努力に悶える私を、しゃがみこんだまま愉しそうに鑑賞しながら高城が言った。
「~~~~っ……あはぁ……っ……」
「意地汚い女だ」
まともに返事もできずに指肉の快楽を貪る私を蔑む。
悔しい。しかし、言い返そうにもそんな余裕などない。
どろどろに溶けたアソコの汁をかき出すようにうごめく私の指に、高城の指がかさなった。
力を加えられ、強く肉に食い込む私の指。
「あっ……ああっ……そんなぁっ……」