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催眠玩具
第12章 二律背反

「僕に一目会ったときから、キミが欲しがっていたものだよ……自分でもわかっているだろう? 心の奥底でそう願っていたんだ。違わないね……?」

「は……、は……い……」

 肯定しながらも、いっそう熱を込めて自分を慰め続ける。
 気持ちいい……気持ちいい……それしか考えられない。

 早く……欲しいの。
 もう我慢できないの。
 だから……お願い。早く私を貫いて……その言葉通りに、あなたの肉で!

「キミはそうされることを望んでいた。だから、入れられただけでイッてしまう……いいね?」

 その通りだ。
 私は必ずイッてしまうだろう。

「そして、抜かれるだけでもイッてしまう……フフ、どうなるかわかるかな?」

 わかります……。
 私はあなたの奴隷になるの。

 ずっと、そうして欲しかったから。
 そして私は本当の私になる。ああ、想像しただけでイッてしまいそう。

 高城が私の体をひっくり返した。

 冷たい床に押しつけられて、重く潰れるふたつの熱い乳房。持ち上げたお尻の所からビリリという音が聞こえて、ショーツが裂かれたのだとわかった。

 お気に入りのだったのに……。
 でも、そんなことどうでもいい。
 今は、もっと素敵なお気に入りを、早く突き立てて欲しい。

 私を征服するあの灼棒を……。
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