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催眠玩具
第14章 肉百合となって
私の頭上で二人が……高城と私が口づけを交わす。
互いに愛おしむ、優しいキス。
そうよ……キスして……私を顧みずに。愛を誓って。
それが……それが、私を震わせるのだから。
心の奥から、肉の底から……私を奮わせるのだから!
「さあ、亜理紗……これで終わりじゃないんだよ。準備はしてあるっていったろう……二人のために用意した場所へ行こう」
高城の言葉は、「私たち」どちらにも向けられていた。
日本史の授業をおこなっていた教室では、中年の、やや頭髪が後退しかかった冴えない男性教師が、教科書のテキストを読み続ける退屈な授業を続けていた。
それでも生徒たちは真面目に、よそみもせず黒板の前に立つ教師見つめて熱心に耳を傾けている。
男子と女子が半々の、その生徒たちは、何を耳にし、何を目にしているのだろう。
後ろに突き出した両肘で、背にした教壇に寄りかかり……彼らを睥睨するかのようにして高城は私たちを跪かせていた。
私たちは剥きだしとなった高城の股間に、競うようにして舌を這わせる。
「んぐっ……チュ……ふちゅっ……ちゅぶっ……」
「はぶっ……んぉっ……むっ……おむぅっ……」
猛り、天を衝く男の肉を呑み込む私。
独り占めはさせまいと、その下に顔を差しこんで睾丸を吸いしゃぶる私。