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催眠玩具
第3章 羽化する淫夢
彼女の身体は快感には逆らえない。
心がどんなに嫌がっていても、与えられればそれに快楽を感じ、それ以上を求めてしまう。
亜理紗はもう、僕から逃れることは出来ないのだ。
「あっ……駄目ぇっ……」
「可愛いね……亜理紗。見も知らぬ相手に犯されて、そんなに感じてしまうんだ」
ついさっき、彼女が僕に言った言葉を浴びせ返してやると、羞恥と屈辱に亜理紗の肌が赤く染まる。
「なっ……何が……したいの……何の目的で……」
「別に。気に入っただけですよ、貴女のことが……」
「許されると思っているの……こんなこと……」
どうやら彼女の頬を染める朱の色は恥ずかしさによるものだけではなかったようだ。怒りを込めて僕を射抜く黒い瞳。
ああ、なんて素敵なんだろう。
喘ぎ声を漏らさぬようにきっと口を結んで、僕を睨みつけるその凛々しさ。
僕はますます亜理紗のことが気に入って、もっと苛めてやりたくなった。
「許される……それは誰のことです? 未成年への淫行……バレたら社会人としては破滅ですよね」
「ううっ……」