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催眠玩具
第4章 堕落の遊戯
駄目! そんなことをしたら……ますます人目を惹いてしまう。
これ以上見られたら……耐えられない!
「あ……あ……嫌……そんなこと……」
やめて、お願い。
私は勝手に動き始めた自分の指先に懇願する。
願いは聞き届けられず、私の指はブラウスの首元に伸びてプツリとボタンを外す。
「スカートも、少し上げるといいんじゃないかな……」
静かな追い打ち。
何が起きるかはもうわかっていた。
「あ……うっ……はあっ……ああ、あああ……」
指が……ああっ……止められない。
太腿まで降りた指がスカートの裾をずり上げる。
「どうですか? これでずいぶん具合が良くなったでしょう?」
良くなるわけがなかった。
せめてもの反抗の意思を示そうと、私は振り返って少年をキッと睨みつける。
悲しいことに今の私に可能な抵抗はそれが精いっぱいだった。
体はそのまま次の車両へとドアを開けて滑り込み、そんな私の背に彼の勝ち誇ったような声が浴びせられた。
「……次の車両の端まで行けたらもうひとつボタンを外していいですよ。スカートもまた少し上げるといい」