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催眠玩具
第4章 堕落の遊戯
次の駅で人が乗ってきたら……。
少年の言う通り、そうなってしまえば自分のモノを見せるなどあり得ない。
そしてゲームに失敗したら……一体どんな罰を与えられるのかと考えると身の毛がよだった。
今……今のうちに……。
でも……どうやって……?
私はのろのろと男に近寄った。
だらしなく、ほとんど座席から落ちそうな姿勢で眠っている男の人。
どうしていいかわからないまま、その片方の足を私の両脚で挟むようにして目の前に立つ。内腿に相手の膝が触れてしまいそうだ。
見下ろすと、その瞼がピクピクと動き出す。無意識のうちに上げた手の甲でゴシゴシと顔をこすり、大きなあくびをして……。
その口があんぐりと開いたままとなった。
同じように大きく見開かれた目は、目の前に立つ私の体に釘付けとなる。
「う……うぅっ……」
私の方も金縛りにあったように、何もできずに立ちすくんでいた。
「見られた」というシグナルに再び、お腹の下の方がざわつくのに耐えるのが精いっぱいで考えがまとまらない。