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催眠玩具
第5章 玩具同士で
ようやく意味がわかったらしい亜理紗は、蒼ざめた面持ちで僕を見つめ返していた。
「あなた……いつ……」
呆然として立ち尽くしてしまう。
やれやれ、しまったな。
これではとても自分の手でこの中から玩具を取り出してくれそうにない。
僕もまだまだ玩具の扱いが下手だということだ。
仕方ないので、自分の手で収納ボックスの引き出しを開けてやった。
「はっ……ハハッ!」
その中は壮観だった。
思わず笑い声が零れるほどだ。
大きいの、小さいの、黒いの、赤いの、青い色の……ピンクの、白の。
まさしく玩具箱だ。
色と大きさだけを形容すれば、それは子供が宝物を詰め込んだそれと変わりはない。
ぎっしりとつまった亜理紗の夢。
仕事の疲れを、一人寝の寂しさを癒してくれる物言わぬ友達。
「たいしたコレクションだ……」
男性器をかたどった大きなディルドを取り上げ、亜理紗にも見せる。
「これを使って毎晩自分で慰めているんですよね。一度イく程度では満足できなくて、ひと晩に何度も何度も……」