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催眠玩具
第5章 玩具同士で
「吸着式ディルドか……フフッ……経営者としてクリエイティブな才能を発揮する亜理紗らしいな。創意工夫で愉しみ方の幅が広がりそうな玩具だね。次はどうするの?」
亜理紗は壁に背を向けて、両手で自分の体を撫ぜ回し始めた。
ゆっくりと、気分を盛り上げるように、服の上からいけない場所を刺激しゆく。
「駄目……やめて……」
「やっているのは亜理紗だよ」
やんわりと間違いを指摘してあげる。
「あ……ああああ……いやあああっ!」
亜理紗は叫びながらスカートのファスナーを降ろした。
パサリと音を立てて、布きれとなったスカートが床に落ちる。
露わとなった下半身。
束縛から解放された両脚が大きく開かれ、その中心に亜理紗の手が伸びて……。
「く……ん、ふ……うぁ……」
いやらしい動きで指がくねり、そこに何か探し物でもあるかのように、ぬかるみの中をまさぐり出す。
それが亜理紗のいつもの動きということだ。
「見な……いで……あ、ああっ……見ては……嫌……見られたくない……」
わかるよ、亜理紗。
ホテルであれほど隅々まで愛されたのに、一人でするのを見られるのはまた別だよね。
しかし、羞恥の行為のトレースは終わらない。
壁から突き出たディルドに向けて、亜理紗の尻がゆっくりと突き出されてゆく。
ずぶずぶと。深く、奥まで。
「あ……ああっ……あっ……」
「そうやって、後ろから誰かにされているのを想像しながらするのが好きなんだね」
「ちっ……違っ……」
「誰を思い浮かべてしているの?」
「い……」
言うものか、と歯を食いしばる亜理紗。