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催眠玩具
第5章 玩具同士で
眉間にしわを寄せて……しかしそれはもう、僕に逆らうための努力というより、膣内を埋め尽くしたディルドによる喜悦の充満のせいだろう。
このまま想い人の名を叫びながら絶頂してもらってもいいが、その前にしておくことがある。
僕は亜理紗のバッグの中から彼女のスマートフォンを取り出すと暗証解除し、カメラのアイコンにタッチした。
「なっ……なにをするの……」
「会社に連絡を入れてなかったよね、今日のお休みの理由を」
そう言ってレンズを向ける。
亜理紗も僕のやろうとしていることを理解した。
「や……やめ……」
抗おうとする。
しかし、ディルドに食いついて離れない亜理紗の尻は無情のストロークを刻みつづける。
僕も全く亜理紗には耳を貸さずにシャッターを切り、恥ずかしいポーズにストロボ光を浴びせてやった。
「あ……ああっ……!」
すでにかかっている「見られるほど乱れる」暗示の効果、それが彼女の性感をいっそう強くする。
いつもと同じ動き……だが、いつもの数倍の悦び。
狂おしい快感がその中で暴れているかのように、尻を突き上げ、押しつけ、波打たせて……人前では――おそらく恋人の前ですら――見せられないような荒々しくて貪欲な、本性を丸出しにした淫乱極まりない動き。