この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
催眠玩具
第7章 新しい人生

 この温もりだけで充分だったのに。

 どうして私は……。
 いえ、いつかは口にしなければいけない事。

 そうだ、受け入れて貰うのには名前を三回以上……。

 滑稽なほど混乱した思考が頭の中を駆け巡る。

「亜理紗……」

 その声にようやく顔……きっと真っ赤になっているに違いない――を上げ、そして。

 ……私は凍りついた。

 するりと力なく高城さんの手が私の手の中を離れる。

「帰さないよ……帰すわけがないじゃないか」

 悪夢がそこにいた。

「……せっかくのお客さんを」

 失神したように後ろに倒れ込んだ高城さんに、ソファの後ろから手を廻して……!

 巻き毛の美少年。
 天使の悪魔。

 その体で私を嬲り尽くした……。
 その声で人を操り、思いのままに玩具にする……あの少年が!

「夢じゃ……夢じゃなかったの……」

 あまりのことに、呆然と呟く。

「違うよ、安心して……これは夢じゃない」

「あなたの事よ!」
/176ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ