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陽炎 ー第二夜ー
第2章 勝負師
「あたしは、荷物纏めるから、もう起きるけど、あんたは朝まで寝ていきな。朝餉は用意しないから、起きたら勝手に出てっとくれ。」

そう吐き捨てると、トヨは身を起こし、布団を出て行った。

トヨの香りと温もりの残る布団で、腕に抱くカタチが何もない。

それが、例えようもなく寂しくて。俺は握った拳で布団を一つたたいた。

なんだよ、ついさっきまでいい声で啼いてやがったくせに。ヒトのモンになんならなんで俺を受け入れたんだ。

そこまで考えて、でも昨夜の雪混じりの雨の中、トヨに拒まれたら途方に暮れてたのも確かな話で。
最後に抱かせてくれたのは、トヨの優しさだったのかもしれない。
結局、どうしたって悪いのは俺なんだ…

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