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陽炎 ー第二夜ー
第2章 勝負師
翌朝。
まだ夜の明け切らないうちに、俺は起き出した。
冬の朝は、布団から出るのが嫌になる寒さだった。

けど、あんな別れを切り出されて、日が高くなるまで寝ていられるほどツラの皮は厚くない。

荷物を纏めて忙しく動いているトヨに、別れを告げる。

「トヨ、ありがとう…」

トヨの返事はない。

いつもなら、また来るよ、って笑うとこだけど、今日はそれも出来ない。

「今まで、ごめんな」

それだけ言って、俺は家を出た。
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