この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
陽炎 ー第二夜ー
第2章 勝負師
行き場も金も、全て失った俺は、ふらふら歩いて、歩き疲れて行き倒れてたとこでトヨに拾われる。

それまで、商売女としか寝た事のなかった俺は、その日、初めて普通の女を抱いた。

世の中には、世話好きな女が居るもんだ。ってのもその時知った。

俺自身は、顔も身体も、自分のもヒトのも見れやしないから、他と比べてどうかなんて分からない。商売女の言う事はあてにならない。
普通の女と関係を持つようになって、初めて、どうやら俺は、見てくれも身体も悪くないらしい。ということが分かった。

いくら俺が女好きの助兵衛だって言ったところで、毎日女を抱きたいとは思わない。
でも、世話してくれる女はいっぱいいたし、俺は毎日でも女にとってはたまにだ。飯食わして貰って、泊めて貰って、求められりゃ応えなきゃ悪い気もする。
それに、人肌の温もりは心地良くて、離れがたい。
結局、俺は、ただ寂しかっただけなんだと、今になって分かった。
/72ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ