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陽炎 ー第二夜ー
第2章 勝負師
行き場も金も、全て失った俺は、ふらふら歩いて、歩き疲れて行き倒れてたとこでトヨに拾われる。
それまで、商売女としか寝た事のなかった俺は、その日、初めて普通の女を抱いた。
世の中には、世話好きな女が居るもんだ。ってのもその時知った。
俺自身は、顔も身体も、自分のもヒトのも見れやしないから、他と比べてどうかなんて分からない。商売女の言う事はあてにならない。
普通の女と関係を持つようになって、初めて、どうやら俺は、見てくれも身体も悪くないらしい。ということが分かった。
いくら俺が女好きの助兵衛だって言ったところで、毎日女を抱きたいとは思わない。
でも、世話してくれる女はいっぱいいたし、俺は毎日でも女にとってはたまにだ。飯食わして貰って、泊めて貰って、求められりゃ応えなきゃ悪い気もする。
それに、人肌の温もりは心地良くて、離れがたい。
結局、俺は、ただ寂しかっただけなんだと、今になって分かった。
それまで、商売女としか寝た事のなかった俺は、その日、初めて普通の女を抱いた。
世の中には、世話好きな女が居るもんだ。ってのもその時知った。
俺自身は、顔も身体も、自分のもヒトのも見れやしないから、他と比べてどうかなんて分からない。商売女の言う事はあてにならない。
普通の女と関係を持つようになって、初めて、どうやら俺は、見てくれも身体も悪くないらしい。ということが分かった。
いくら俺が女好きの助兵衛だって言ったところで、毎日女を抱きたいとは思わない。
でも、世話してくれる女はいっぱいいたし、俺は毎日でも女にとってはたまにだ。飯食わして貰って、泊めて貰って、求められりゃ応えなきゃ悪い気もする。
それに、人肌の温もりは心地良くて、離れがたい。
結局、俺は、ただ寂しかっただけなんだと、今になって分かった。