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恋花火***side story
第15章 Strawberry kiss
ぶっ飛んだ夜からあっという間に時は流れた。
ついに試験の日も迎えた。
ヤりたい盛りの俺だけど、受験のためにかなり我慢した。
聖なる夜からたったの一度もしてない。
頑張った。
ある意味願掛けでもあったから。
大好きなものを断つといいっていうから、俺は菜月断ちをするしかないと思って。
「菜月〜どうだったぁ?」
菜月はこの世の終わりって顔してグッタリしてた。
菜月も頑張ったもんな。
勉強しすぎて、菜月の手料理がしっちゃかめっちゃかになったってじいちゃん言ってたし。
自己採点では、二人とも合格ライン上にいた。
合格発表で番号を見つけた時には、菜月は泣いて喜んでいた。
「や〜!めでたい!」
その日の夜、菜月んちでご馳走を食べた。
じいちゃんは近所にも顔がきくので、みんな呼んで盛大に。
色んなとこから届けられた新鮮な魚やお赤飯とか、とにかくたくさんのご馳走が並んでいた。
ふと気付く。
隣に座ってたはずの菜月がいない。
じいちゃんは酔っ払っててドンチャン騒いでるし。
トイレにもいないし、風呂にもいない。
二階にあがると、菜月は部屋の床にゴロンと寝てた。
「おねむですか?」
「そうでぇ〜す。」
…ん?酒臭い!
「菜月!酒飲んだの?」
「え〜?わかんない…」
急いでリビングに戻って確認。
「これ日本酒じゃん!!」
無色透明だから気付かなかった。
菜月はずっと日本酒飲んでたらしい。
「気持ち悪い…」
「当たり前!」
「…ヤバイ…」
菜月はうえーんと泣き出した。
「どした?」
「吐きたいの…」
「うん。そうすれば楽になるよ。」
「でもぐるじぃ、むり…」
菜月は昔からうまく吐けない子で
食あたりになっても我慢してた。
「なにするのー!うわぁん」
菜月の口に指をつっこむ。
「ううう…」
「サッパリした?」
「うん…タケルごめんね…」
「大丈夫。ほら、寝よ。」
こんな場面見ても全然嫌いにならない。
むしろもっと好きになっちゃう不思議。
吐いてサッパリした菜月は、腕の中でスヤスヤ眠った。
ついに試験の日も迎えた。
ヤりたい盛りの俺だけど、受験のためにかなり我慢した。
聖なる夜からたったの一度もしてない。
頑張った。
ある意味願掛けでもあったから。
大好きなものを断つといいっていうから、俺は菜月断ちをするしかないと思って。
「菜月〜どうだったぁ?」
菜月はこの世の終わりって顔してグッタリしてた。
菜月も頑張ったもんな。
勉強しすぎて、菜月の手料理がしっちゃかめっちゃかになったってじいちゃん言ってたし。
自己採点では、二人とも合格ライン上にいた。
合格発表で番号を見つけた時には、菜月は泣いて喜んでいた。
「や〜!めでたい!」
その日の夜、菜月んちでご馳走を食べた。
じいちゃんは近所にも顔がきくので、みんな呼んで盛大に。
色んなとこから届けられた新鮮な魚やお赤飯とか、とにかくたくさんのご馳走が並んでいた。
ふと気付く。
隣に座ってたはずの菜月がいない。
じいちゃんは酔っ払っててドンチャン騒いでるし。
トイレにもいないし、風呂にもいない。
二階にあがると、菜月は部屋の床にゴロンと寝てた。
「おねむですか?」
「そうでぇ〜す。」
…ん?酒臭い!
「菜月!酒飲んだの?」
「え〜?わかんない…」
急いでリビングに戻って確認。
「これ日本酒じゃん!!」
無色透明だから気付かなかった。
菜月はずっと日本酒飲んでたらしい。
「気持ち悪い…」
「当たり前!」
「…ヤバイ…」
菜月はうえーんと泣き出した。
「どした?」
「吐きたいの…」
「うん。そうすれば楽になるよ。」
「でもぐるじぃ、むり…」
菜月は昔からうまく吐けない子で
食あたりになっても我慢してた。
「なにするのー!うわぁん」
菜月の口に指をつっこむ。
「ううう…」
「サッパリした?」
「うん…タケルごめんね…」
「大丈夫。ほら、寝よ。」
こんな場面見ても全然嫌いにならない。
むしろもっと好きになっちゃう不思議。
吐いてサッパリした菜月は、腕の中でスヤスヤ眠った。