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恋花火***side story
第19章 soccer boy*Riku
高校に入ってから、たまにだけど、ユリ以外に告白されることがあった。
全然話したことない子ばかり。
その子たちは決まって、「サッカーしてる姿が好き」そう言ってきた。
それってなんか絶対フィルターかかってるよ。
俺の本当の姿知ったらひくよ?
たった一人の女の子さえ守れない
泣き虫で弱い馬鹿な男なんだから。
どの女の子の告白も断った。
中には可愛い子もいて、周囲にはもったいないと言われたけど。
…今はただ、サッカーの事だけを考えていたい。
そんな俺のことを唯一理解してくれていたのは茜。
実は茜も高校に入ってから、急にモテ始めた。
「なんか茜が男にモテるって不思議な光景。」
「私も不思議。」
周囲にバレないように、嫌われないように、茜は努力してたから当然かも知れないけど。
「誰かいい男はいた?」
「いたかもしれないけど、惹かれない。陸は?」
「俺も同じく。」
そこで俺と茜は、面倒臭いことを避けるため
付き合ってることを装うことに決めた。
俺たちが付き合ってるということにすれば、何かと便利だと思って。
偽装結婚ならぬ偽装交際。
予想どおり、茜と付き合っているということにしてからは楽だった。
合コン行こうっていう誘いも当たり障りなく断れるし。
「茜ちゃんが彼女だなんて羨ましい。」
友達に言われ、吹き出すとこした。
全然話したことない子ばかり。
その子たちは決まって、「サッカーしてる姿が好き」そう言ってきた。
それってなんか絶対フィルターかかってるよ。
俺の本当の姿知ったらひくよ?
たった一人の女の子さえ守れない
泣き虫で弱い馬鹿な男なんだから。
どの女の子の告白も断った。
中には可愛い子もいて、周囲にはもったいないと言われたけど。
…今はただ、サッカーの事だけを考えていたい。
そんな俺のことを唯一理解してくれていたのは茜。
実は茜も高校に入ってから、急にモテ始めた。
「なんか茜が男にモテるって不思議な光景。」
「私も不思議。」
周囲にバレないように、嫌われないように、茜は努力してたから当然かも知れないけど。
「誰かいい男はいた?」
「いたかもしれないけど、惹かれない。陸は?」
「俺も同じく。」
そこで俺と茜は、面倒臭いことを避けるため
付き合ってることを装うことに決めた。
俺たちが付き合ってるということにすれば、何かと便利だと思って。
偽装結婚ならぬ偽装交際。
予想どおり、茜と付き合っているということにしてからは楽だった。
合コン行こうっていう誘いも当たり障りなく断れるし。
「茜ちゃんが彼女だなんて羨ましい。」
友達に言われ、吹き出すとこした。