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恋花火***side story
第20章 シアワセ日和
そんなある日のこと、俺は修羅場に遭遇する。
それは意図せず突然。
その日は雨が降った日で、部活の時間には既に止んでいたけど、グラウンドがグチャグチャな為部活が休みになった。
なので茜と二人で図書室で勉強していたら、廊下から声がした。
「菜月!」
タケルの声だった。
「もーやだ!知らない!」
続けて菜月ちゃんの声。
仲良しなはずの二人が揉めてる。
悪いと思いつつ聞いてしまう会話。
図書室のドアは全開なため、二人の姿も丸見え。
だけどヒートアップしてる二人は、俺らに気付かず揉めに揉めてる。
「あの男はやめとけっつったじゃん。」
「ただ勉強教えてもらってただけだもん。」
「わざわざ家で?絶対下心あるから。おまえ隙ありすぎ。」
「なっ、タケルと一緒にしないでよ!タケルだって女の子部屋に連れ込んでるくせにー!隣町の女子高の年上ギャル!」
「やたら詳細知ってんな」
「ムキー!」
菜月ちゃん怒ってる。笑
そんなに怒ってるとこ、初めて見た。
「俺はただ飯作ってもらっただけ。」
「ご飯なら私作るもん!!」
「…余計な仕事増やさなくていい。部活とか勉強とか、家事もしなきゃじゃん。菜月は忙しいんだから。」
「やだ!作る!」
「いいっつの。」
「いーやーだー!」
二人はマジで喧嘩してるけど、見てるこっちはつい笑っちゃうくらい微笑ましい。
菜月ちゃんってタケルのこと好きなんだなぁって思った。
「…んじゃあ、俺菜月んちに行く。飯作って。」
「うん。」
「そんで勉強もやろ。」
「…うん。」
そして二人はその後
……キスしてた。
まるで恋人のように。
タケルは背の小さい菜月ちゃんをギュッて抱きしめていて
菜月ちゃんはタケルの背中に腕を回していた。
キスは一度だけでなく、何度も交わされていて
その度に菜月ちゃんは女の顔になっていった。
…そんな顔も初めて見た。
それは意図せず突然。
その日は雨が降った日で、部活の時間には既に止んでいたけど、グラウンドがグチャグチャな為部活が休みになった。
なので茜と二人で図書室で勉強していたら、廊下から声がした。
「菜月!」
タケルの声だった。
「もーやだ!知らない!」
続けて菜月ちゃんの声。
仲良しなはずの二人が揉めてる。
悪いと思いつつ聞いてしまう会話。
図書室のドアは全開なため、二人の姿も丸見え。
だけどヒートアップしてる二人は、俺らに気付かず揉めに揉めてる。
「あの男はやめとけっつったじゃん。」
「ただ勉強教えてもらってただけだもん。」
「わざわざ家で?絶対下心あるから。おまえ隙ありすぎ。」
「なっ、タケルと一緒にしないでよ!タケルだって女の子部屋に連れ込んでるくせにー!隣町の女子高の年上ギャル!」
「やたら詳細知ってんな」
「ムキー!」
菜月ちゃん怒ってる。笑
そんなに怒ってるとこ、初めて見た。
「俺はただ飯作ってもらっただけ。」
「ご飯なら私作るもん!!」
「…余計な仕事増やさなくていい。部活とか勉強とか、家事もしなきゃじゃん。菜月は忙しいんだから。」
「やだ!作る!」
「いいっつの。」
「いーやーだー!」
二人はマジで喧嘩してるけど、見てるこっちはつい笑っちゃうくらい微笑ましい。
菜月ちゃんってタケルのこと好きなんだなぁって思った。
「…んじゃあ、俺菜月んちに行く。飯作って。」
「うん。」
「そんで勉強もやろ。」
「…うん。」
そして二人はその後
……キスしてた。
まるで恋人のように。
タケルは背の小さい菜月ちゃんをギュッて抱きしめていて
菜月ちゃんはタケルの背中に腕を回していた。
キスは一度だけでなく、何度も交わされていて
その度に菜月ちゃんは女の顔になっていった。
…そんな顔も初めて見た。