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恋花火***side story
第20章 シアワセ日和
「タケルなんか落ちたぞ〜」
豪快に服を脱いでたタケルから、ポロリと何かが落ちたのを誰かが拾った。
「ゴムじゃん 笑」
それはパッと見小さな正方形のプラスチック片みたいに見えたけど
よく見たら未使用の、開封前の避妊具だった。
「ちょ!!早く返してください…おとなしくよこせ!!」
動揺しまくりのタケルをみんな笑ってた。
俺は笑えなかった。
二人は"付き合ってるようなもの"なんだから、そういうことしてても普通なんだけど。
でもそういうことしてんだなって現実突きつけられた感を否めない。
「誰と使うの〜?」
タケルはその質問を無視してたけど。
誰もがみんな、相手は菜月ちゃんだってわかってると思う。
「菜月ちゃんと使ってんの?いいなぁー。」
部員の一人がそう言って、無視しときゃいいのにタケルはマジなのか冗談なのか、ちゃんと返してた。
「あいつは俺のだから〜」
って。
その言葉に盛り上がる脱衣場。
タケルは逃げるようにその場からいなくなった。
あー
俺なんでこんなへこんでんだろ…
訳のわからない憂鬱に襲われながら脱衣場から出ると、
タイミングがいいのか悪いのか
菜月ちゃんに遭遇。
銭湯のロビーで、茜とアイス食ってる。
…すっぴんもあんまし変わんないんだな。
湯上りの桃色ほっぺが可愛くて、思わずガン見。
「あ、陸〜」
茜に話しかけられた。
「陸も一緒に食べない?」
そう声をかけられたけど、菜月ちゃんを目の前にどうしろっていうんだよ。
「いらねー」
必要以上に冷たく言ってしまった。
豪快に服を脱いでたタケルから、ポロリと何かが落ちたのを誰かが拾った。
「ゴムじゃん 笑」
それはパッと見小さな正方形のプラスチック片みたいに見えたけど
よく見たら未使用の、開封前の避妊具だった。
「ちょ!!早く返してください…おとなしくよこせ!!」
動揺しまくりのタケルをみんな笑ってた。
俺は笑えなかった。
二人は"付き合ってるようなもの"なんだから、そういうことしてても普通なんだけど。
でもそういうことしてんだなって現実突きつけられた感を否めない。
「誰と使うの〜?」
タケルはその質問を無視してたけど。
誰もがみんな、相手は菜月ちゃんだってわかってると思う。
「菜月ちゃんと使ってんの?いいなぁー。」
部員の一人がそう言って、無視しときゃいいのにタケルはマジなのか冗談なのか、ちゃんと返してた。
「あいつは俺のだから〜」
って。
その言葉に盛り上がる脱衣場。
タケルは逃げるようにその場からいなくなった。
あー
俺なんでこんなへこんでんだろ…
訳のわからない憂鬱に襲われながら脱衣場から出ると、
タイミングがいいのか悪いのか
菜月ちゃんに遭遇。
銭湯のロビーで、茜とアイス食ってる。
…すっぴんもあんまし変わんないんだな。
湯上りの桃色ほっぺが可愛くて、思わずガン見。
「あ、陸〜」
茜に話しかけられた。
「陸も一緒に食べない?」
そう声をかけられたけど、菜月ちゃんを目の前にどうしろっていうんだよ。
「いらねー」
必要以上に冷たく言ってしまった。