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恋花火***side story
第22章 サマーラブ
「ところで郁は?」
「バイト行くって出かけたよ。」
言われて気付く。
もう窓の外が真っ暗なことに。
「うわ、もう夜の9時だし!茜ごめん!」
「なにが?」
「送ってくから!」
「え?いいよ。一人で帰れるし…」
「だめ!」
「別に平気だよ?」
「昔帰り遅くなると怖がってたじゃん。」
「…あぁ、そんなこともあったね。よく覚えてんね。」
「まーね。」
覚えてるよ
デートの帰りにわざわざ塾に来て、一緒に帰ったこと
変な奴だと思ってたから、覚えてた。
「…本当に大丈夫だから。それに陸風邪ひいてるのに外出たら看病した意味ないし。」
「ちゃんと薬飲むから送らせて。」
それでもまだごねる茜。
送る送らないで揉めていたら、郁がバイトから帰ってきた。
「茜ちゃん、送るよ。」
郁の申し出には茜は速攻イエスの返事。
心なしか、表情も柔らかくなったような…
え?これってこれってもしかして?
キターーー!?
「キテません。」
後日茜に問うも否定された。
「隠さなくてもいいよ?協力するし。」
「違うってば。」
「でもさぁ」
「しつこいんだよ!」
最近は落ち着いてたけど、やっぱ茜は元ヤンだなぁと実感した瞬間。
「…陸のバカ。私のこと知ってるでしょ?」
いつもの茜にすぐ戻ったけど。
「知ってるけどさ。」
「だったら意味わかんないこと言わないでよ。ムカつく。」
「ごめん」
「ドーナツ奢って。あと駅前に出来たハンバーガー屋さんも連れてって。」
「はいはい。」
「はいは一回!」
「へーい」
ふざけてたら肩パンチくらった。
やっぱり茜の肩パンは結構痛いやつ。笑
「バイト行くって出かけたよ。」
言われて気付く。
もう窓の外が真っ暗なことに。
「うわ、もう夜の9時だし!茜ごめん!」
「なにが?」
「送ってくから!」
「え?いいよ。一人で帰れるし…」
「だめ!」
「別に平気だよ?」
「昔帰り遅くなると怖がってたじゃん。」
「…あぁ、そんなこともあったね。よく覚えてんね。」
「まーね。」
覚えてるよ
デートの帰りにわざわざ塾に来て、一緒に帰ったこと
変な奴だと思ってたから、覚えてた。
「…本当に大丈夫だから。それに陸風邪ひいてるのに外出たら看病した意味ないし。」
「ちゃんと薬飲むから送らせて。」
それでもまだごねる茜。
送る送らないで揉めていたら、郁がバイトから帰ってきた。
「茜ちゃん、送るよ。」
郁の申し出には茜は速攻イエスの返事。
心なしか、表情も柔らかくなったような…
え?これってこれってもしかして?
キターーー!?
「キテません。」
後日茜に問うも否定された。
「隠さなくてもいいよ?協力するし。」
「違うってば。」
「でもさぁ」
「しつこいんだよ!」
最近は落ち着いてたけど、やっぱ茜は元ヤンだなぁと実感した瞬間。
「…陸のバカ。私のこと知ってるでしょ?」
いつもの茜にすぐ戻ったけど。
「知ってるけどさ。」
「だったら意味わかんないこと言わないでよ。ムカつく。」
「ごめん」
「ドーナツ奢って。あと駅前に出来たハンバーガー屋さんも連れてって。」
「はいはい。」
「はいは一回!」
「へーい」
ふざけてたら肩パンチくらった。
やっぱり茜の肩パンは結構痛いやつ。笑