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恋花火***side story
第23章 満員電車
嫌いなはずの満員電車。


だけど今はそれに感謝する。


なぜなら、俺と菜月ちゃんを近づけてくれたのは満員電車だったから


密着する身体


意図せずとも、それは男なら誰しもが望むことだと思う


……すげぇいい匂いがする。



近距離で顔を見たのは初めてで


えくぼが浮かぶはずの頬はツルツルで白くて綺麗


自然に整った眉に


ほとんど化粧してないでしょってくらいの透明感


桃色で可愛らしい唇



タケルはいつも独り占めしてたのか、これを。


羨望と嫉妬が入り混じる。


菜月ちゃんを思い浮かべ、何度も耽ったあの行為。


それを知ったら君はきっと嫌がるよね


だから俺は必死に気持ちをコントロールする。


……でもこんなに距離が近いと、それも限界に近い。


早く駅に着かなきゃ、本当にヤバイ。


なのに菜月ちゃんはそんな俺に気付くはずもなく、今日も存分に可愛さを発揮。


笑ったり怒ったり、たくさんの顔を見せてくる。


これでもかってくらい。


あーもう本当にヤバイ…




純粋で無垢なところも


強がって、泣くのを我慢するところも


好きな男を盗られても


涙を我慢して


優しくて強くて


人を疑う事を知らないまっすぐな瞳


その眼はあいつとよく似てる


そんな君が


……すごく、好きだ。




身体が勝手に動いた


コントロール不能


重なった唇


ずっと求めていたもの


それは想像以上


もうめちゃくちゃになっちゃえよ


俺が全部、受け止めるから
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