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恋花火***side story
第24章 DAYS
そしてついに迎えてしまう。


…だってさ


好きならひとつになりたいと思うよ。


これって盛りのついた男の上手い言い回しなのかな


郁はまた海外に戻って行ったので、ちゃっかり例のキャンディ風のゴムを失敬。


うわー可愛いーって菜月ちゃんが言う前に


装着完了。


お預けされまくってたから、もう待ったなし。


……不思議だね


終わりが来るってわかってるはずなのに


こうしてひとつになっていると、


そんな終わりなんか来なければいいのにと願ってしまう


わかっているのに……


自分のものにしたくなる


菜月ちゃんは俺なんかの隣にいてはいけない


眩しくて、キラキラ輝いていて


そんな君にはタケルがお似合いなのに


どうして止められない気持ちがあるんだろう


"それってマズくね?"





本当にマズイ事になった


どうにもこうにも手離したくない


……そばにいたい……。




「好き」


行為のあと、菜月ちゃんを抱きしめていたら


心の声がふいに漏れた


ごめんな


タケルのところに行けよって


背中を押すはずだったのに


茜のことなんか気にしなくて大丈夫だって


言うはずだったんだけどな……







大人になったつもりでいたけれど


俺はあの頃から、何も変わっていないのかもしれない


だって


菜月ちゃんといると、他の全てがどうでも良く思えてしまうから


茜の気持ちも


タケルの気持ちも考えられなくなる。
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