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恋花火***side story
第27章 CRAZY CRAZY*Takeru
そんな毎日を過ごしていると、レンから急にお達しがあった。
「おい、菜月浮気してんぞ。」
「は?」
「ほら。」
レンの視線の先を追う。
…と、陸先輩と学校の門をくぐる菜月の姿がそこにあった。
「おまえが茜先輩とイチャコラしてるから〜」
「いや、してねーし!」
「そりゃ事情知ってたら違うってわかるけどさぁ」
レンだけは知ってる。
俺と茜先輩の事情。
別に話すつもりはなかったけど、レンがブチ切れしてきたから真実を話さなきゃな状況になってしまって
茜先輩の了解を得て、話すに至った。
「…俺思うんだけどさぁ」
「ん?」
「茜先輩って、菜月狙いじゃなくて陸先輩じゃないの?」
「は?んなわけないじゃん。だったら陸先輩に直接言えばよくね?」
「いや。陸先輩とどうこうなりたいというよりかは、菜月を陸先輩にプレゼントしたみたいに見えるんだけど…」
「そんなわけ…」
ないよね?
レンに言われ、急に不安になる。
「…でも茜先輩って菜月に元から優しかったし、やっぱ好きなのかもな。」
「うん、そうだよ!おまえ変な事言うなよ!不安になんじゃねーかよ。」
「わりー」
そうだよ
そんなわけない
茜先輩は女の子が好きなんだし。
もし陸先輩のこと好きだとしても
だったら直接仕掛けると思うし。
レンの思い過ごしだよ。
マジビビったし。
「でもどっちみちこのままだと菜月と陸先輩うまくいきそうだよな。」
「あー。でも一瞬なら大丈夫じゃん?」
「おまえ余裕だな。」
「だってあいつってたまにそうなるもん。誰々がかっこいーとかすぐ騒ぐし。」
だけど結局は俺んとこに戻ってくるでしょ。
そう思っていた。
そもそも陸先輩みたいな素晴らしい人が、菜月を相手にしないと思うし。
菜月は俺の中では世界一可愛いけど、世間一般的には普通らしいしね。
…だけど菜月って歳上好きなんだよなぁ
中学のバスケヤローも歳上だし。
隣のクラスのダイちゃんも大人っぽかったし。
一目惚れした服屋の店員だって…
「レン。ひとつ聞くけど俺って大人っぽい?」
「全然。」
なんか不安になってきた。
「おい、菜月浮気してんぞ。」
「は?」
「ほら。」
レンの視線の先を追う。
…と、陸先輩と学校の門をくぐる菜月の姿がそこにあった。
「おまえが茜先輩とイチャコラしてるから〜」
「いや、してねーし!」
「そりゃ事情知ってたら違うってわかるけどさぁ」
レンだけは知ってる。
俺と茜先輩の事情。
別に話すつもりはなかったけど、レンがブチ切れしてきたから真実を話さなきゃな状況になってしまって
茜先輩の了解を得て、話すに至った。
「…俺思うんだけどさぁ」
「ん?」
「茜先輩って、菜月狙いじゃなくて陸先輩じゃないの?」
「は?んなわけないじゃん。だったら陸先輩に直接言えばよくね?」
「いや。陸先輩とどうこうなりたいというよりかは、菜月を陸先輩にプレゼントしたみたいに見えるんだけど…」
「そんなわけ…」
ないよね?
レンに言われ、急に不安になる。
「…でも茜先輩って菜月に元から優しかったし、やっぱ好きなのかもな。」
「うん、そうだよ!おまえ変な事言うなよ!不安になんじゃねーかよ。」
「わりー」
そうだよ
そんなわけない
茜先輩は女の子が好きなんだし。
もし陸先輩のこと好きだとしても
だったら直接仕掛けると思うし。
レンの思い過ごしだよ。
マジビビったし。
「でもどっちみちこのままだと菜月と陸先輩うまくいきそうだよな。」
「あー。でも一瞬なら大丈夫じゃん?」
「おまえ余裕だな。」
「だってあいつってたまにそうなるもん。誰々がかっこいーとかすぐ騒ぐし。」
だけど結局は俺んとこに戻ってくるでしょ。
そう思っていた。
そもそも陸先輩みたいな素晴らしい人が、菜月を相手にしないと思うし。
菜月は俺の中では世界一可愛いけど、世間一般的には普通らしいしね。
…だけど菜月って歳上好きなんだよなぁ
中学のバスケヤローも歳上だし。
隣のクラスのダイちゃんも大人っぽかったし。
一目惚れした服屋の店員だって…
「レン。ひとつ聞くけど俺って大人っぽい?」
「全然。」
なんか不安になってきた。